研修生・修了生の声

研修生からのメッセージ

  • 新しい学びが多く新鮮な気持ちで研修しています

    私は公立病院で働いています。桶谷式乳房外来を1人の認定助産師が担当していますが、好評で受診希望者が増加し、市民からも担当者を増員して欲しいという要望があり、受験することになりました。

    研修センターでは、入学後すぐに実習が開始され、助産師学校・臨床で十分に学ぶことができなかった乳房手技を一から細かく学ぶことができます。秋からは、関東と地元で開業されている諸先輩のもとで学ぶことができる長期の実習があります。受診者も多く、充実した実習環境で、様々な症例を経験することができます。

    入学して3カ月ですが、新しい学びが多く、新鮮な気持ちで興味深く学習しています。

    東京35期生松本純子
  • 一番好きな母乳育児支援をしっかり学びたい

    助産師として勤務してきて、分娩介助や外来やNICUも経験しましたが、一番楽しいと感じていたのは産後のケアで特に母乳育児支援でした。母乳育児支援をする中で自分自身が納得できることをしていくべきであり、そのためには知識と技術をしっかり学びたいと思い、桶谷研修センターを受験しました。同級生は年齢も経験も出身も様々だからこそ刺激も多く、久しぶりの学生を楽しむことができています。入学してみて1か月、講義や実習で「そうだったのか」「だからだったのか」と初めて知ることの多さに驚き、もっと早く知っていたかったと思うことがすでにたくさんあり、この1年間で助産師として成長できるだろうと思えていることに喜びを感じています。

    東京35期生田中梨紗
  • 母子に寄り添える助産師をめざして

    念願であった桶谷式乳房管理法センターの研修生となり早1か月が経ちます。先日コミュニケーションの授業がありました。現場で褥婦さんとのコミュニケーションを振り返り、反応や返答に困った場面をロールプレイし、母親の気持ちを感じてみるという授業でした。就職してしまうとなかなか褥婦さんとの会話を振り返る機会はなかったので、とても新鮮で面白かったです。自分の保健指導を客観的に聞くことで、話し方や聞き方の癖がよくわかり、褥婦役をして初めて、今まで私がやってきたことは褥婦さんが求めている態度や言葉かけとは違うことをやっていたのだと反省しました。それ以降、相手に寄り添えるコミュニケーションを意識しています。その他にも講義や基礎実習を通して毎日新鮮な学びがあり、改めて奥が深い分野だなと感じています。次はいよいよ手技の講義が始まります。とても楽しみです。

    東京35期生竹重善子

修了生からのメッセージ

  • 母乳相談室を開業し、地域に根差したサポートを

    お産が中心の施設勤務時、母乳育児が軌道に乗っているか否かが、育児の楽しさを大きく左右している気がしていました。その中で、母子の身近で母乳育児をサポートできる存在になりたいと思い始め、「桶谷式」を学びたい気持ちが膨らんで行きました。

    念願の入学後、最初は、年齢も出身もキャリアも異なる同期たちの強い意気込みや母乳育児に対する情熱に圧倒されてばかりでした。授業は僅か1−2秒の手技操作が2ページ近くに渡って詳細に記されており、細かい理解や思うように手が動かない事で悩む日々でした。

    母乳相談室実習は、来室される母子お一人お一人からの学び、諸先輩方からの温かいご指導、同じ目標を持った同期に励まされた1年で、多くの出逢いに支えられた1年でした。

    現在は渋谷区で母乳相談室を開業しています。母乳育児は、画一化で対応できず、これでよかったのかと反省したり、落ち込んだり、先輩に相談したりの連続です。そんな中でも、来室されたお母さまの乳房の変化や赤ちゃんの成長を傍で感じられ、母子の皆様のPowerで楽しい日々を送っています。

    二口真弓
    東京13期生二口真弓(平成17年卒)
  • 病院で母乳外来を開設!全国に仲間がいるので心強いです

    産科勤務の中で、授乳中のトラブルで来院されるお母さまの対応に悩み桶谷式研修センターに入学しました。当時の私は5歳と3歳の息子の子育て中で、研修と子育ての両立は大変なこともありましたが、教務の先生や実習先の先生方にご配慮頂き、また、同期の友人の協力もあり楽しく毎日が有意義な研修生活でした。研修中は桶谷式の理論や手技、母乳育児に関する様々な情報を学び、実習では勤務時代によく遭遇する症例についてたくさん考える機会を頂きました。

    卒業後は病院に戻り母乳外来を開設させていただきました。退院後に里帰り先から自宅へ戻る際は、その地域で母乳育児支援を受けられる場所を紹介するのですが、桶谷式は全国に母乳相談室があるので、非常に心強いです。

    出産の際に一番近くにいる病院の助産師は、お母さまにとっても一番相談しやすい存在です。病院勤務の助産師でなければできないこともたくさんあり、産科施設でも桶谷式の助産師がもっと増えたらと思います。ママと赤ちゃんの幸せのために、私たちと一緒に頑張りましょう!!

    中島真衣子
    東京20期生中島真衣子(平成21年卒業)
  • 卒業後も研修を続けながら訪問開業をスタート

    私が桶谷式を目指した理由は他でもなく母乳育児に関する知識と技術を学びたいと思ったからです。長い間、助産師として勤務していましたが母乳育児に関する知識は曖昧で、お母様方に指導やマッサージをする自分自身にいつも迷いと不安を抱えていました。助産師として自信を持ってお母様方に正しい知識と技術を提供したいという思いが日々強くなり桶谷式乳房管理法研修センターへの入学を希望しました。

    入学後は、桶谷式乳房管理法の理論・実技はもとより乳房の解剖生理から乳房疾患、乳幼児の発育・発達、アレルギー、栄養学など多岐に渡る講義があります。また、講義と並行して併設の母乳育児相談室や地域の開業助産所での実習があります。そして、それらの実習での学びをクラスの仲間と共有することができる事例検討会やグループ研究発表の場もあります。

    研修中の1年間は想像以上に大変でしたがそれ以上に得るものが多く、何より信頼できる先生や同じ目標を持つ仲間に支えられ毎日楽しく充実した日々を過ごすことができとても貴重な1年間となりました。

    卒業後は実習でお世話になった母乳育児相談室で引き続き研修をさせて頂いています。そして、現在は研修を続けながら訪問開業をスタートすることができました。微力ながら地域のお母さんと赤ちゃんの理想とする母乳育児のお手伝いができるよう日々努力していきたいと思っています。

    馬見塚敦子